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心の哲学における「中国人民」、または「中国脳(China brain)」とは、ニューヨーク大学教授の哲学者、ネッド・ブロックが提起した機能主義の限界を示すための思考実験。 中国には十数億もの人民がいるなら、人間の脳で何十億ものニューロンが行っているプログラムと同じステップを、同様に中国人にリレーとして行わせれば、そのリレーに現象的意識は生じるか? というものである。 もちろん、個別の中国人には心的現象はあるだろうが、リレーじたいに現象的意識が生じるわけは無いとブロックはいう。 ジョン・サールによる中国語の部屋も類似の思考実験である。
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泣いていたのだろうか。 或いは嗚咽していたのだろうか。 声を出した意識はないし、涙が出ていたかも分からない。 茫然自失、という言葉があるが、その四文字は確かにこのときのぼくを現す最適な言葉だったろう。 それでもその四文字だけで、ぼくに空いてしまった心の空洞を、そのどうしようもない大きさと空虚さを表現は出来ていない。 ジョジョ…。 唇から音の欠片が漏れ出ていた。 漏れ出る言葉は、砕け散った心の輝き。 "ジョジョ"が死んだ。 目の前で、わけも分からぬまま殺された。 たった今、ついさっき、僕の心に希望をもたらしてくれた、彼が、死んだ。 ジョルノ・ジョバァーナ。 一度はぼくがチームを"裏切り" ――― けれども"赦された"組織、パッショーネの"新しいボス"。 『――― ぼくのことは、これから"ジョジョ"って呼んでくれないか』 『ボスっていうと、どうしてもディアボロと被るし、これからは色々とイメージを一新したいんだよ。簡単で言いやすいだろう?』 他愛もない軽口のようでいて、だというのに有無を言わせぬ空気があった。 それでも、なんだか妙に馴れ馴れしい感じのするその呼び方を、ぼくはそう簡単に口には出来なかった。 『君の良くないところは"そこ"だよ』 『君は"裏切った"とぼくらが思っているだろうという計算をして、先回りしてそういうことを言っている ――― 心にもないくせに』 ぼくが自分自身を"裏切り者" と言ったときに、ジョジョはそう返してきた。 『あのときもそうだった ――― ギャングの社会的にはこういうのが当然、みたいなことしか言わなかった。君の気持ちはどこにもなかった。世間常識に倣っていただけだ。しかし』 決して鋭くもなければ威圧的でもない、むしろやわらかと言っても良い眼差し。 けれどもその視線が、何よりも深くぼくに突き刺さっていた。 『実のところ、きみはその世間常識というのが大ッ嫌いなはずだ』 震えたのは、怖かったからだろうか? それとももっと別な何かが、ぼくの心の中に波紋を打ったのだろうか? いずれせよ、彼はぼく以上にぼくを分かっている。いや…誰かがそう言ったように、彼自身はぼくを見事に映し出す鏡のような存在だからかもしれない。 そう。"ジョジョ"はぼくの薄っぺらな外面の中にあった、真実の姿を露わにし、そしてそれで尚、"半歩"踏み出してくれた。 「なあおい」 不意に、ぼくのうしろから声がした。 「オメーがそーやってだだっ広い広場の真ん中でバカ面晒していやがるのは、『俺の皆殺しスタンドは無敵だから、どこからでもかかってこい』っつー自信からか? それとも、その間抜け面そのものに、本物のバカになっちまったからなのか?」 皮肉めいたその声に、決して驚いたわけではなかった。 「ムーロロ…。ジョジョが…ジョルノが死んだ……」 ぼくは振り返りもせずそう答える。 少し前から、小さな何が動き回るカサカサという音がしているのには気付いていた。 その音に聞き覚えがあるし、またこの声やしゃべり方もぼくは知っている。 カンノーロ・ムーロロ。 ボルサリーノ帽を斜に被り、仕立ての良いスーツ姿の伊達男ぶりが、まさに「一昔前のギャング」そのものの男。 パッショーネの情報チームの一員で、ぼく達がトリッシュの護衛を引き受ける原因であった、裏切り者の暗殺チームに情報を売っていた。 (本人は、そのときはリゾット達が裏切り者だとは知らなかったと言っているが) そのためぼく同様に、ジョルノがボスになってからの"裏社会の浄化"のための新たな任務、麻薬チームの後始末を共に受けることとなったメンバーの1人だ。 カサカサと動き回っていたのは、トランプと一体化する事で発現する彼のスタンド、〈オール・アロング・ウォッチタワー〉。 『劇団見張り塔』を自称し、「求める事実」を明らかにする、遠見の技を持つスタンド。 その寸劇じみた滑稽な演目には面食らったが、それでもこのスタンドの能力で、ぼくらは追っている麻薬チームの居所を追跡できた。 ぼくの返答に、ムーロロは暫く反応しなかった。 やや間があって後、再び声がする。 「――― ハッキリさせておかなきゃなんねーがな。 一つ。これから先のやりとりで、決してオレの名前を口にするな。 二つ。オレは姿を現さないし、オメーの近くにもいかない。 三つ。とにかくその間抜け面を引き締めて、どこか物陰に移動しろ」 そう言うと、わらわらと周りを遠巻きにしていたらしいカード達の気配が遠のていく。 応じて、ぼくの脚はようやく意志と目的を伴って動き始めた。 その数分後。ぼくは、バルベリーニ広場のトレビの泉が見える、道路沿いの店の中にいる。 ムーロロの言に従って身を隠したのだ。 鍵は掛かっていなかったが、中には誰も居ない。完全に無人の、がらんとした寒々しい店内。 暗殺チームの追っ手、鏡のイルーゾォを思い出す。 鏡に映った相手を、自らの作りだした『鏡の世界』へと、自由に閉じこめるスタンド。 ここは左右が逆転しているわけではないが、まさに本物のローマから切り取られた鏡の世界のような、生命無き箱庭に思える。 或いは……あの、亀。 暗殺チームから逃れる為、フィレンツェ行き特急で身を隠すのに利用した"部屋を作り出す"亀のように、スタンドで疑似的に作られて異空間……。 そういう不自然さが、ここにはある。 ぼくがトレビの泉の前で突っ立っていたときも、本来ならして当たり前の、他の人間、生活の気配はまるで無かった。 勿論、彼がさっき言ったように、「どこからでもかかってこい」等と言う挑戦的な意図があって、あそこに突っ立っていたわけじゃない。 茫然自失。まさにその言葉通りに、ぼくは何もまともに考えられず、ただ無意味に歩き、又足を止め突っ立っていたのだ。 遠隔攻撃スタンドの使い手や、或いは射撃の得意な奴に狙われたらどうするか? 当然そういう事も意識の端にはあった。 あったが、それら当たり前の危機感すらも押しのけてしまう衝撃を、ジョルノの死がもたらしていたのだ。 「ジョルノが死んだ ―――」 意識せず、ぼくはまたその事を呟いていた。 これは既に、言葉ではなかった。 会話でも、独り言でも、うわごとでもない。 ぼくの中の砕けた光の欠片が、行き所を無くしてただ口から漏れ出る音となっているに過ぎない。 「――― 間抜け面は引っ込めろ、っつったよな? ええ?」 ムーロロの声がする。 苛立ちとも皮肉ともとれる声の響きだが、ぼくの心はさして反応せず乾いたままだった。 「状況は、分かってるんだろうな? 今のこの状況を、な」 「ジョルノが死んだ ―――。 それだけだ」 今度は、言葉として明確にそう言った。 「ディアボロが死に、新たにボスとしてジョルノが姿を現し、パッショーネは再編された。 敵はかつての裏切り者の残党、或いはパッショーネの敵対組織……考えられる可能性はいくらでもある」 「――― 誰だと思うよ?」 「分からない」 そう、何も分からない。 ジョルノと一緒に殺された2人の男は何者なのか? 何故ジョルノを始末しておきながら、残った百数名に殺し合いなどを命じたのか? あれだけの数の人間を一瞬にして集めてしまうスタンドなどあり得るのだろうか? いや、それは本当にスタンド能力なのかすら、ぼくには分からない。 「……ベネ。まだちゃんと頭は働いているようだな。 ああ、オメーの現状認識は正しい。 姿を現したボスに、誰かが攻撃を仕掛けてきた ―――"かもしれない" が、勿論"そうじゃないかもしれない"。 手持ちのちっぽけな情報だけを頼りに、勘違いした現状認識で先走った行動に走る、ってのは、こういうときにゃ最悪の悪手だ」 ムーロロの言うとおりだ。 彼は人格的には些かクセのある男だが、流石情報チームの一員だけあって、鋭い。 「とにかく、今ハッキリしてるのは、オレ達の"ボス"が、"殺された"。その事実。 そして"ボスを殺した何者か"は、オレ達全員にこんな首輪ハメやがって、あとは勝手に殺し合え、とか舐めた事を抜かしてやがる。 だからまず、そいつを一番において行動しなきゃならねぇ。 ボスが死んだら得をする奴、我こそはとパッショーネを牛耳ろうと ――― 或いは潰しにかかろう、乗っ取ってやろうとする奴。 かつてのディアボロみてーな野郎や、或いはその残党で地下に潜った奴………。 "誰がボスの敵で、誰がボスの味方か" "誰がパッショーネを裏切り、敵対し、誰が忠誠を誓っているか" そいつが重要だ」 淡々と、しかし明確にムーロロが告げる。 そうだ。ムーロロは正しい。 誰が敵で、誰が味方か? ミスタはどうだろうか。もし居たら、当然ジョルノの仇を取ろうとするだろう。 シーラ・Eは? ジョルノに対してまっすぐ過ぎる思いを抱いている彼女は、どれほどの衝撃を受けただろうか。 会ったことはないが、ミスタの言っていたポルナレフという人物は? ミスタ曰く、実質上のNo2という話だが、果たして信頼できるのか……? 他にも、パッショーネのメンバーが集められているかもしれない。いや、パッショーネに関係する外部の人間も考えられる。 例えば、僕の知らないうちに強い結びつきを持ったらしい、スピードワゴン財団なんかも関わっている可能性はある。(だとしたら、ジョルノ以外の殺された2人も、もしかしたらスピードワゴン財団関係の人間なのか?) それよりも、トリッシュ……。彼女だって攻撃の対象とされていないという保証はない。 今挙げたのは全て、ただの憶測であり可能性だ。 それらを確かめるためには、まず ―――。 「……他の人間に、会わないといけないな……」 とにかく、情報が足りない。 「そう、それよ。 オレのスタンドはあまり戦闘向きじゃねぇ。だから姿を現す気はねぇし、しばらく、潜るぜ。 その代わり、オメーがそれをやれ。いざとなりゃ、"皆殺し"にだって出来るんだろ? オメーのスタンドはよ」 確かに、出来る。実に危うい、諸刃の剣の様な能力だが、それでも昔よりは抑制の出来る僕のスタンド、〈パーブル・ヘイズ・ディストーション〉ならそれは出来る。 「ほどほどに手加減することで」相手を確実に殺せるし、「全力を出して戦うことで」より凶暴化したウィルスを共食いさせて、致命傷に至らせずに相手を打ちのめす事も出来る。 「分かった」 逡巡無く、自分の思っていた以上に明瞭に、ぼくは答えていた。 ムーロロはそれに答えず、今度はぱたぱたとカード達が現れ、すったもんだの挙げ句に、『……コロッセオ……』 と言ってぱたりと倒れる。 〈オール・アロング・ウォッチタワー〉が予言をするときの、いつもの寸劇だ。 「拍手をしろよ。じゃねぇとこいつらやる気を出さねぇ」 控えめに拍手をしつつ、 「今のは…?」 姿を見せぬままのムーロロへ問う。 「…いいか、その近くに、パッショーネの人間がいる。そういう"事実"だ。 オレの〈オール・アロング・ウォッチタワー〉は"事実"しか反映しねぇ。掛け値無しの、な。 だが……」 そこで、今までとちょっと調子の違う、悩ましげとも言える陰りが声に現れる。 「オレ達の知っている限り、そいつは死んでいるはずだ。誰か、は聴くなよ。それを今言うと、オメーは先に余計なことを考えすぎちまう。 だが、そいつは間違いなく、事実としてコロッセオの近くに居るし、そして俺達の知っている情報じゃ、死んでいるハズなんだよ」 「……一つだけ確認させてくれ。 ボ…ディアボロ……ではないよな?」 「……ああ、奴じゃあねぇ。そいつだけは言っておく。そして元々は ――― "ボス"の味方だったハズの人間だ」 情報では死んだはずだが、生きている。とすれば、死を偽装した誰か ――― そして、本来なら"ジョジョ"の味方だったハズの人間 ―――。 ぼくの心臓が、どくりと大きく鼓動した。 『去っていった者たちから受け継いだものは、さらに先に進めなければならない。それは僕らの責任だ。神〈ディオ〉のように気に入らぬ者を破壊するのではなく、星〈スター〉のようなわずかな光明でも、それを頼りに苦難を歩いていかなければならないんだ』 ぼくの震えは、既に止まっていた。ただ静謐で、誇り高い気持ちだけがあった。 ぼくは誓った。 この命も、この存在も全て、"ジョジョ"の為、その気高き夢のためにある、ということを。 身も心も魂も、その全てを彼の未来、彼の希望に捧げることを。 「ぼくはあなたのものです。我らが"ジョジョ" ―――」 彼の手を取り、誓いの口づけをした。 カーテンの隙間から、朝の光と教会の鐘の音がぼくらの居たリストランテへと入りこんできて ―――。 暗転する。 そのときの気高さと、その後の絶望を、ぼくはかみしめて思い出す。 "ジョジョ"の死を、ぼくはまだ受け入れ切れては居ない。 それは自分でもよく分かる。 暴発しないでいるのは、ひとえに彼のその言葉故だ。 ぼくのこの身は、彼の夢に捧げた。 だから彼が去っていったとしても、ぼくは生きている限りそれを受け継ぎ、さらに先に進めるのだ。 有り得ないローマの街並みを歩きつつ、ぼくは星空を見上げる。 その微かな光明と満月の照らす、彼の残した希望。苦難の道を辿るために。 ★ ★ ★ 誰も居なくなったトレビの泉に、大きな満月が映り込んでいる。 あふれ出る水に水面が揺れ、ゆらゆらと揺らめきながら姿を変え続ける満月の姿。 その奥に、微かに見える小さな影は、夜の闇も相まって、よほど目をこらし覗き込まないと確認することは出来ないだろう。 亀である。小さな、全長30㎝にも満たないであろう亀。奇妙にも、甲羅の真ん中に大きな鍵がはめ込まれている。 かつて、ブチャラティのチームが、トリッシュを護衛する際に利用した、「鍵をはめ込むことで内部に他者の出入りできる擬似的な居住空間を生み出すスタンド能力」を持った亀、ココ・ジャンボだ。 ちょっとばかり豪華だが、シンプルで飾りの少ないリビングを思わせる内装のその一室に、1人の男がいる。 カンノーロ・ムーロロ。 情報チームの一員。 ディアボロと、裏切り者の暗殺チームとの闘いの際、そのどちらにもいい顔をして、情報を売っていた男。 『組織を裏切り、"ボス"を倒す』 と宣言したブチャラティ達と袂を別ったフーゴよりも、よほど恥知らずな裏切り者だった男。 居心地の良いソファーに深く腰を掛け、ぱらららら、と、手元で器用にカードを弄びながら、何処を見ているのか分からぬ空洞の目で、ムーロロは考える。 「……まさかよォ~~~~。"裏切り者"のフーゴの野郎が、オレの事を知っていたとはな~~~。 意外っちゃ意外だが、考えてみりゃあいつは元々ブチャラティのチームに居たわけで……ってーと、"真のボス"の"ジョルノ"とも近かったワケだよなァ~~~~。まぁ、おかげで話の通りが早くて助かったって考えときゃあいいか」 カードを弄ぶ手を一旦止める。 「それに……"裏切り者"だったハズのフーゴが、あそこまで"ボス"に忠誠心があったって~~のも、意外ではあるよなァ~~~。 どういう心境の変化があったのか知らねーが、ありゃあイッちまってやがる……。本気で"ボス"に心酔している目だ……」 その死を直接目撃したことがその一因か、とも考える。しかし実際に何があったのかは、ムーロロには分かりようがない。 もとより、ムーロロが持っている情報では、パンナコッタ・フーゴは「キレると凶暴な本性と"敵を皆殺しに出来る"スタンド能力を持つ、元・お坊ちゃんの優等生。ブチャラティチームを裏切り逃げていた男」程度のことしか分かっていない。 フーゴの事も知らなければ、フーゴとジョルノの結びつきも分からない。 そう、分かりようがないのだ。 ――― ムーロロは、まだ直接ジョルノ・ジョバァーナと会った事が無いのだから。 リゾット・ネェロと、ディアボロとの闘いにおいて、密かにその両者の間に居たのが、自殺した幹部、ポルポの部下だったブチャラティのチームだ、という事が知られたのは、まだ最近の事になる。 パッショーネ内部で一般に知られているあらましはこうだ。 「暗殺チームと、組織の裏の幹部の1人だったらしいディアボロという男の間で内紛があり、ボス直属の親衛隊までがそこに関わっていた。 あまりに大きなもめ事になったため、今まで姿を隠し続けていた"ボス"である"ジョルノ・ジョバァーナ"が、新入りを偽装してブチャラティのチームに入り、その両者を粛正。遂に表だって実権を握ることになった ―――」 怪しいものだな、と、ムーロロは思う。 ディアボロという男(名前を知ったのは死んでからだ)が、ボスに近しい位置にいた、というのは分かっている。 暗殺チームが麻薬の利権目当てに裏切っていた事も掴んでいるし、あいつらがあの当時、何かを追跡しようとしていたのも分かっている。(秘密裏の依頼を受け、おそらくは追跡の手がかりであった、焼かれたサンタ・ルチア駅前の写真の復元したのはムーロロ自身だ) 情報が錯綜しているし、全容を掴むのは難しい。 だが、真のボスがあんなガキだったなんて、そう易々と信じることはできない。 (実は奴が真のボスを倒して成り代わったのか、或いは真のボスからその座を受け渡され、それに反対していた者を秘密裏に粛正したのか……) 何れにせよ、真相は闇の中である。 それでも、ムーロロにとって最も重要なのは、写真でしか見たことのないジョルノ・ジョバァーナと、元ブチャラティチームの生き残りグイード・ミスタ。 ディアボロとの闘いの際に関わったとされる一切の情報も無く姿も現さない謎の男、J・P・ポルナレフ。 この3人が、実質現在のパッショーネを牛耳っている、という事実。 そしてその中で ――― 今回その新しいボス、ジョルノを殺し、オレ達を浚ってきた"敵"も含めて ――― どう立ち回れば自分が得をするか。 その一点に集約されている。 ムーロロはここに連れてこられる直前、グイード・ミスタに呼び出され、"ボス"、ジョルノ・ジョバァーナと会う手はずになっていた。 オレも粛正されるのか、との危惧はあった。 ムーロロが"ボス"と敵対していたリゾット・ネェロに情報を売っていたのは事実。 勿論そのとき暗殺チームが付け狙っていたのがブチャラティチームだなんて事は知りもしなかったが、これが何かしら"ヤバイ"ネタだというのは、報酬額や奴らの態度からも分かっては居た。 ムーロロは、誰のことも信頼していないし、誰とも心から通じ合っていない。誰がどうなっても構わないと思っている。 だから、自分が誰かを裏切り、或いはその結果誰かを死に追いやってしまおうと、知ったことではない。 彼自身の中身は、空虚で伽藍堂だった。 彼のスタンド、〈オール・アロング・ウォッチタワー〉同様、吹けば飛ぶようなトランプタワー。 分裂した、歪に捻れた寸劇を繰り返し、笑えもしないコメディを繰り返しているのだ。 フーゴには、ハートのAと2を貸し与えて供をさせている。連絡用であり監視用でもある。 他のカード達も、半分は辺りに散開させ、情報収集をさせている。 表向き、〈オール・アロング・ウォッチタワー〉の能力を"予言"であるかに振る舞っているが、実際には違う。 53枚のカードを遠くまで飛ばすことで、ありとあらゆる情報を収集し分析。その結果として、「事実」を知るのだ。 既に、辺りに何人もの"参加者"がいることは知っている。 他人を喰らうおぞましいスタンド使い。最初の舞台で殺された帽子の男によく似た中年と、取り乱している女。肉体強化型のスタンド使いなのか、異常な身体能力で駆け抜けた半裸の大男。異国の街並みにある大きめの建物で、激闘が行われていたらしいのも確認した。 しかし何より ――― レオーネ・アバッキオと、ナランチャ・ギルガ。 何故、ディアボロとの闘いで死んだとされている、ブチャラティチームのメンバーが、2人も存在しているのか? ここに、大いなる謎がある。 そしてその謎を解くのには、他ならぬ元ブチャラティチームのパンナコッタ・フーゴが最適任だと、ムーロロは考えた。 奴らが偽物か、それとも死を偽装していたのか。(死を偽装した後に、ブチャラティ共々、秘密裏にボスの依頼を受ける影の親衛隊となった、というのも、考えられる事ではある) 或いは、もっと予想も付かぬ何かが理由なのか ―――。 ムーロロは、フーゴに言わなかった事がいくつかある。 というよりも殆どのことは言っていないが、それでもこの件に関しては、敢えて言わずにおいた。ムーロロ自身、どう解釈すべきか分からないからだ。 今、この場所には、大きな満月が浮かんでいる。 ムーロロが連れてこられる前、月は下弦の月だった。 "ボス"……ジョルノ・ジョバァーナに会うべくドアを開ける。その直前に、"一瞬にして"別の場所に連れてこられ、会うはずだった"ボス"が殺された。 一瞬にして? それは、本当に事実なのか? もし、"一瞬にして"連れてこられたのだとしたら、"一瞬にして"、下弦の月が満月へと変わったことになる。 これをどう解釈すべきか ―――。 ムーロロは再び、手元に残したカードを両手で弄び、集めた情報を頭の中で整理し組み立て続けた。 まるでトランプタワーの様に、空虚で脆い監視塔を打ち立てるかの如くに。 ★ ★ ★ 『君は皆を裏切ってきたんじゃあない。単に相手にされていなかっただけだ。誰も信じられない君は、誰からも信じられていなかった。 君の無敵さは実のところ、無駄だ。 どんなに強くとも、君には挑むべき目的も築き上げる未来もないのだから。無駄無駄……』 ここに連れてこられるより未来、ムーロロは己の本性をそうジョルノに看破され、――― 生まれて初めて、"恥"という言葉の本当の意味を知った。 "この人にだけは失望されたくはない" 後にそう述懐するほどに、彼はジョルノに心酔し、"変わった"のだ。 フーゴが、麻薬チームとの闘いを通じて己を乗り越え、そして自ら彼の"夢"に命を捧げようと決意したように。 しかし今ここにいるムーロロは、まだ"恥"を知らない。 挑むべき目的も、築くべき未来も持たず、ただ安全なところから他人と情報を弄ぶ、恥知らずな監視塔のまま、彼はただ潜り続けている。 【ローマ市街地(D-5の何処か)・1日目 深夜】 【パンナコッタ・フーゴ】 [スタンド] 『パーブル・ヘイズ・ディストーション』 [時間軸] 『恥知らずのパープルヘイズ』終了時点。 [状態] 健康 [装備] 無し [道具] 基本支給品一式、不明支給品1~2、『オール・アロング・ウォッチタワー』 の、ハートのAとハートの2 [思考・状況] 基本行動方針:"ジョジョ"の夢と未来を受け継ぐ。 1.ムーロロと協力して情報を集める。 2.コロッセオ方面にいるという、"死んだはずのジョジョの味方"と接触。 【トレビの泉(D-5)・1日目 深夜】 【カンノーロ・ムーロロ】 [スタンド] 『オール・アロング・ウォッチタワー』 [時間軸] 『恥知らずのパープルヘイズ』開始以前、第5部終了以降。 [状態] 健康 [装備] 無し [道具] 基本支給品一式、ムーロロのカード一式@『恥知らずのパーブルヘイズ』、ココ・ジャンボ@Parte5 黄金の風 [思考・状況] 基本行動方針:状況を見極め、自分が有利になるよう動く。 1.ココ・ジャンボに潜んで、情報収集を続ける。 [備考] ムーロロはメイン参加者のパッショーネメンバーについて"情報"は持っていますが、暗殺チーム以外では殆ど直接の面識はありません。 ※ムーロロのカード一式@『恥知らずのパーブルヘイズ』 ムーロロが自らのスタンド、『オール・アロング・ウォッチタワー』を発現するのに必要な、53枚のトランプカード一式。 ※ココ・ジャンボ@Parte5 黄金の風 鍵をはめ込むことで、内部に人間の入れる居住空間を一部屋作り出せる"スタンド亀"。 ソファとテーブルに数冊の雑誌類、冷蔵庫には氷と冷たい飲み物があり快適だが、トイレやシンク、バスなどの水回り設備はない。 鍵を外すと中にいる生きている者は強制的に外に出されてしまう。 投下順で読む 前へ 戻る 次へ 時系列順で読む 前へ 戻る 次へ キャラを追って読む 前話 登場キャラクター 次話 GAME START パンナコッタ・フーゴ 077 人生を賭けるに値するのは GAME START カンノーロ・ムーロロ 077 人生を賭けるに値するのは
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中国 (China) 王朝時代 (Dinasty) 人名 性別 作品 配置 煌如星 (こう じょせい) ♂ 煌如星シリーズ ☆☆☆ 沈鳳仙 ♀ 沈夫人の料理人 ☆☆☆ 劉昴星(りゅう まおしん) ♂ 中華一番! ☆☆☆ チンミ ♂ 鉄拳チンミ ☆☆☆ 李烈火 (り れっか) ♂ 幕末浪漫 月華の剣士 呉黒星 (うー へいしん) ♂ るろうに剣心 ★★ 近現代 / 中華民国 (Modern / ROC) 人名 性別 作品 配置 李紅蘭 (り こうらん) ♀ サクラ大戦 ☆☆☆ 燕 (えん) ♀ 萌え萌え2次大戦(略) 近現代 / 中華民国 ・ 台湾 (Modern / ROC , Taiwan) 人名 性別 作品 配置 李香瑩 (り しゃんいん) ♀ エンジェル・ハート ☆☆☆ 老板 (らおばん) ♂ 攻殻機動隊 ★ 楊舜臣 (やん しゅんちゅん) ♂ ダイヤのA 葉国鋒 (いぇ ぐぉよん) ♂ 太陽の黙示録 蔡慶鈴 (つぁい ちんりん) ♀ 太陽の黙示録 羽永貴 (ゆい よんぐい) ♂ 太陽の黙示録 劉洪文 (りゅー ほんうぇん) ♂ 太陽の黙示録 シェンホア ♀ ブラックラグーン 高正盛 (かお ちぇんしん) ♂ プラネテス 燕 (えん) ♀ 萌え萌え2次大戦(略) 崔亦菲 (つぃ いーふぇい) ♀ トータル・イクリプス 近現代 / 中華人民共和国 (Modern / PRC) 人名 性別 作品 配置 凰 鈴音 (ふぁん りんいん) ♀ インフィニット・ストラトス ☆☆☆ 凰 小雷 (ふぁん しゃおれい) ♀ 風の聖痕 李 朧月 (り ろんゆえ) ♂ 風の聖痕 霞 雷汎 (しあ れいふぁん) ♂ 風の聖痕 楊 飛浪 (やん ふぇいらん) ♂ 風の聖痕 翠鈴 (つぉいりん) ♀ 風の聖痕 黄 影龍 (うぉん いんろん) ♂ 風の聖痕 王士秀 (おう ししゅう) ♂ 美味しんぼ 陳清華 (ちぇん ちんふぁ) ♀ ガンバ!Fly high 楊修平 (よう しゅうへい) ♂ ガンバ!Fly high 李東生 (りー とうせい) ♂ ガンバ!Fly high 王景陽 (わん じんやん) ♂ ガンバ!Fly high 李雲儀 (り うぇんいー) ♂ 機神大戦 ギガンティック・フォーミュラ 李走影 (り つぁういぇん) ♀ 機神大戦 ギガンティック・フォーミュラ サイ・サイシー ♂ 機動武闘伝Gガンダム ☆☆ 蔵土縁紗夢 (くらどべり じゃむ) ♀ ギルティギア 肖俊光 (しぁお ちゅんくぁん) ♂ キャプテン翼 楊小龍 (やん しゃおろん) ♂ 金田一少年の事件簿 ☆ 楊麗俐 (やん れいりー) ♀ 金田一少年の事件簿 ☆ フェン・フェイリン ♀ ゲートキーパーズ 天子 ♀ コードギアス 反逆のルルーシュ ☆☆ 黎星刻 (りー しんくー) ♂ コードギアス 反逆のルルーシュ ☆☆ 柴洪史 ♂ ゴルゴ13 ★ 燐 ♂ ゴルゴ13 ★ 椎拳崇 (しい けんすう) ♂ サイコソルジャー 張々湖 (ちゃん ちゃんこ) ♂ サイボーグ009 ☆☆☆ 劉弦月 (りゅう しゅんゆえ) ♂ 東京魔人學園剣風帖 王ドラ (わん-) ♂ ザ・ドラえもんズ ☆☆☆ 白眉 (はくび) ♂ 史上最強の弟子ケンイチ 馬剣星 (ま けんせい) ♂ 史上最強の弟子ケンイチ 馬槍月 (ま そうげつ) ♂ 史上最強の弟子ケンイチ 馬連華 (ま れんか) ※原作漫画では「馬蓮華 (ば れんか)」 ♀ 史上最強の弟子ケンイチ 道蓮 (たお れん) ♂ シャーマンキング ☆☆☆ 道潤 (たお じゅん) ♀ シャーマンキング ☆☆ 李白竜 (りー ぱいろん) ♂ シャーマンキング ☆☆ 馬孫 ♂ シャーマンキング ☆☆ 寂尊 ♂ シャーマンキング 大栄 ♂ シャーマンキング B. B ♀ スーパーフィッシング グランダー武蔵 春麗 (ちゅんりー) ♀ ストリートファイター ☆☆☆ フェイ・チェンカ ♂ 聖戦士ダンバイン 美雨 (めい うー) ♀ ゼーガペイン 楊豆花 (やん とんふぁー) ♀ つよきす ラブ ♂ デュエル・マスターズ ★ 張 ♂ 動物のお医者さん ☆ 摘 突詰(つん つくつん) ♂ Dr.スランプ ☆☆ 摘 鶴燐(つん つるりん) ♀ Dr.スランプ ☆☆ 摘 鶴天(つん つるてん) ♂ Dr.スランプ ☆☆ 摘 詰角田野廷遊豪(つん つんつのだのていゆうごう) ♀ Dr.スランプ ☆☆ 李雲龍 (り ゆんろん) ♂ のだめカンタービレ アイリーン ♀ バーチャファイター 瞬帝 (しゅん でぃ) ♂ バーチャファイター パイ・チェン ♀ バーチャファイター ☆☆☆ ラウ・チェン ♂ バーチャファイター 雷飛 (れい ふぇい) ♂ バーチャファイター 郭海皇 (かく かいおう) ♂ バキ ガオウ ♂ 爆転シュート ベイブレード キキ ♂ 爆転シュート ベイブレード 金李 (こん れい) ♂ 爆転シュート ベイブレード ☆☆☆ チェン・マオ ♀ 爆転シュート ベイブレード チェン・ライ ♂ 爆転シュート ベイブレード 王鈴花 (うぉん りんふぁ) ♀ バトルアスリーテス 大運動会 ☆☆☆ 倣立人 (ふぁん りーれん) ♂ 花咲ける青少年 張偉 (ちゃん うぇい) ♂ P2! - Let s Play Pingpong! - 楊海 (やん はい) ♂ ヒカルの碁 進龍 (じん ろん) ♂ ブラッディロア ライチ=フェイ=リン ♀ ブレイブルー 楊一清 (やん いーひん) ♂ フロントミッション 楊美花 (やん めいふぁ) ♀ フロントミッション ドラゴン ♂ ポップンミュージック メイ・リン ♀ メタルギアソリッド 季光虹 (じ・ぐぁんほん) ♂ ユーリ!!! on ICE コロン ♀ らんま1/2 ☆☆ シャンプー ♀ らんま1/2 ムース ♂ らんま1/2 ☆☆ ※「中国人」以上の詳細情報が無い人物もここに掲載しています。 香港 (Hong Kong) 人名 性別 作品 配置 楊菲菲 (やお ふぇいふぇい) ♀ アイドルマスター シンデレラガールズ ☆☆☆ 李小狼 (り しゃおらん) ♂ カードキャプターさくら ☆☆☆ 李苺鈴 (り めいりん) ♀ カードキャプターさくら ☆☆ イーピン ♀ 家庭教師ヒットマンREBORN! 林興徐 (りん こうじょ) ♂ ゴーストハント ☆☆ リィエン ♀ 金色のガッシュ!! 藍菁 (らむ ちぇん) ♀ サイレントメビウス 李鎮宇 (りー じゃんゆー) ♂ デジモンテイマーズ 烈海王 (れつ かいおう) ♂ バキ 李・良月 (り りゃんゆえ) ♀ 風水街都‐香港 ☆☆☆ 張維新 (ちゃん うぁいさん) ♂ ブラックラグーン 華人 (Chinese people) 人名 性別 国籍 作品 配置 周懐徳 (しゅう かいとく) ♂ 日本 美味しんぼ 鈴明美 (りん みんめい) ♀ 日本 超時空要塞マクロス ☆☆☆ レヴィ ♀ アメリカ合衆国 ブラックラグーン ☆☆☆ メリッサ・マオ ♀ アメリカ合衆国 フルメタル・パニック! メイ・リン ♀ アメリカ合衆国 メタルギアソリッド ☆☆ ヴィヴィアン・ウォン ♀ - 遊☆戯☆王デュエルモンスターズ チベットについてはアジア人の一覧を参照。
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【名前の由来】 無し 【大喜利歴】 2007年9月から 【板】 今は見てない。 出会いはVIP。 【好きなお題】 自由なお題 お題を出すのが苦手。 【好きなボケ】 アホなやつ 【参加しているお笑いサイト】 大喜利CGI ネタボケライフ ぼけおめ 大喜利ジャパン ネット大喜利ププゥ 大喜利大相撲 ネイノーさんの大喜利CGI 名称が未だに決まらないホームペェジ。 喜聖戦あなざー77 色即是空大喜利 ボケる人生 大喜利アカデミー 豚の皿 【よくいる時間帯】 夕方 【好きな大喜利スト】 適当な人が好きです。
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日本が関係する過去の戦争に関連する諸問題 / 強制労働 ● 強制労働>朝鮮人中国人の強制連行〔Wikipedia〕 ● 中国人強制連行を考える会 ☆ 朝鮮人・中国人強制連行・強制労働資料集~1994年〔HAN〕 ● 戦時強制労働の調査 ☆ 三菱財閥による強制連行・戦時労働奴隷制について ☆ 麻生炭鉱での朝鮮人強制労働 ☆ [PDF]『中国人強制連行』 - 法政大学大原社会問題研究所〔評者:内海 愛子〕 ■ 日本人が知らない中国人強制労働 「「ジャーナリスト同盟」通信>本澤二郎の「日本の風景」(2013.9.26)」より / 一部日本人でないと、近現代史を研究していないため、68年前の歴史の多くを知らない。筆者もそうして大人になり、中国の大地を歩くたびに気が重くなるばかりだが、それでいてそのことに熱中できない。職業柄、日本の現在と世界の動向に目が向いてしまうからだ。その足元の日本だが、80年代半ばに毒花が開花。以来、戦後否定したはずの天皇制国家主義の台頭に振り回されてきた。そして、とうとう同主義を信奉する政権が生まれてしまった。ために、隣国との外交は無残にも破綻。そのせいだと思うのだが、先日来、筆者も何度も訪問した北京盧溝橋の抗日戦争記念館で、日本人が全く知らない中国人強制労働の貴重な資料が展示された。 (※ 以下サブタイトルのみ) <ドイツでは歴史に蓋をしない> <三井・三菱が突出> <東芝・東電は三井傘下> <過ちを認めない財閥> ーーーーーーーーーー ■ NHKの嘘報道! 中国人強制連行? NHKは即時解体しろ! 「日本に迫る危機・イザ(2009.5.20)」より / サヨクの中には4万人の中国人が強制連行された!と大嘘プロパガンダを行っている連中もいる。日本反日協会NHKは「中国人強制連行」という大嘘プロパガンダに加担している。 西松建設は面倒くさくなって和解したようだ。恐らくサヨクは最高裁で西松建設の勝訴が確定したので、サヨクの連中が和解という体裁だけを維持しただけだと思われる。その記事が以下の画像のような内容なのだが真実なのだろうか?アサヒっている可能性はあるように思える。 しかし、裁判の結果はサヨクの半分勝利に近い。高裁では「国策」として360人の中国人が連れてこられ、29人が死亡した、と認定している。戦時中は労働力不足であったので中国人を使った事実はあっただろう。しかし、ソ連がしたような強制連衡だったのだろうか? サヨクがはびこる裁判所の判断は直ぐには信用できないので注意が必要だ。 (※ 以下詳細略) ■ 中国人「強制連行」 / 「脱 ・ 洗脳史講座」より / 中国は満州などへの強制連行者数を400万人だの500万人といった天文学的数字を出してきています。 中国に『 国恥事典 』 (成都出版社、1992年)という事典があります。 このなかに、「三光政策」のもと、1941~1945年の間に 318万人 の無辜の民が殺害され、276万人 が 強制連行されたと書いてあり、また、別の項には569万人 が労働力として拉致された、つまり強制連行されたというのです。 この膨大な連行数には驚かされますが、強制連行は「 万人坑 」 とセットになっていることにご注意ください。 朝日新聞連載の「中国の旅」に登場したものや大同炭鉱など主要な万人坑については、すでに報告したとおりですが、ほかにも満州を中心にたくさんあるとされ、いく度となく報じられました。これらが日本軍によるものではなく、炭鉱など民間経営のもとで起こった大量虐殺行為であることも合わせてご注意ください。 つまり、満州や中国本土に連行された中国人は、酷使されたうえ、使いものにならなくなると「ヒト捨て場」 に投げ込まれたというわけです。おそらく、上記の膨大な数字は満州への連行が中心になっているものと思います。 ちなみに、「国恥」という言葉はよく使われているようで、たとえば、7月7日(盧溝橋事件)、9月18日(柳条湖事件)などを中国では「国恥記念日」 と呼んでいるのだそうです。 また、日本国内(内地)に連行された中国人に関しては、いわゆる「外務省報告書」があります。「強制・半強制」のもとで日本国内に連行された中国人に関するこの「外務省報告書」が発掘されると、大報道となり、アッという間にほとんどの教科書に採用されました。 報告書があることは以前からわかっていたのですが、行方がわかりませんでした。それを、NHK取材班 が突きとめ、報道特集として放送すると同時に、『 幻の外務省報告書―中国人強制連行の記録 』 として出版されました。 この報告書によれば、連行数は約3万9000人 、日本の歴史教科書に載っている数字は、これが根拠と思います。 このほかに、「労工狩り」 あるいは「ウサギ狩り」 と称する強制連行の手段についての小島中尉証言などはすでに報告しましたが、ここに再掲しておきました。 以上を整理してみますと、中国人強制連行の問題は、 ① 「労工狩り」 と称する連行手段 ② 満州および中国本土への強制連行 ③ 日本国内への強制連行 ④ 「ヒト捨て場」万人坑の問題 の4つは少なくとも絡んできます。 これら膨大な強制連行数のウラづけとして、中国各地で発見された万人坑を中国はあげていますが、さらに、ソ満国境地区に日本軍が陣地構築に際して、機密保持などの理由から多数の中国人を殺害、人知れず埋葬したとする万人坑を強制連行の犠牲者として、とりあげています。 一例がハイラルに駐留した第8国境守備隊 によるとされるものがあり、今はときめく村上 春樹 の現地レポートで報告されたのですが、これは事実無根です。ほかに何らかの出来事があったと思われる他の国境守備隊の問題があります。 これらにより、かつての日本人は、軍人、民間人たるを問わず、かくも残虐非道な民族であったとのストーリーが出来上がり、同時に江 沢民が公言した死傷者3500万人 が立証されたといいたいのでしょう。 日本軍の陣地構築のさいに出来たとする万人坑についても、ある程度調べてありますので、時間的余裕があれば、追加報告の予定です。 .
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ファッション関連ブランドをアルファベット順に列挙 複数の呼称がある場合は管理人の主観で最も一般的な呼称を筆頭としてその他は併記 ブランドのディフュージョンライン等は基本的に記載しない方針(例外もあり) 著名な職人もブランドのひとつとみなす(独立していることが要件) name website note O Oliver Goldsmith website アイウェア Oliver J Benjamin website テーラー Oliver Spencer website デザイナーズ Oliver Sweeney website ドレスシューズ Omar Kashoura website デザイナーズ Onoto website 筆記具 Orla Kiely website 鞄 Ossie Clark closed デザイナーズ Owen Barry website コート Oyuna website カシミア Ozwald Boateng website ニュービスポーク P P.H Design website ダウン、寝袋 Padders website カジュアルシューズ Pakeman Catto Carter website アパレル Pantherella website 靴下 Papworth website 鞄 Parker website 筆記具 Patey Hats website 帽子 Patrick Cox website フットウェア Paul Harnden website カジュアルシューズ、バッグ、メンズウェア Paul Smith website デザイナーズ、スーツ PD Man website カフリンクス Peckham Rye website タイ、スカーフ Peerless website 傘 Penelope Chilvers website ブーツ Penhaligon s website 香水、フレグランス、グルーミング Penrose London website タイ、スカーフ Pepe Jeans website ジーンズ Pepper Lee ? ミル Peter Blance ? ニットウェア Peter England website メンズウェア Peter Jensen website デザイナーズ Peter Johnston website テーラー Peter Moore ? テーラー Peter Scott website ニットウェア Philip Mantel ? レザーマーチャント Philip Treacy website ミリナリー Piccadilly Man Shop ? シャツメイカー Pickett website レザーグッズ Pittards website タンナー Pogson Davis website テーラー Pokit website デザイナーズ Polar Gear website 鞄 Porter Harding website マーチャント Poulsen Skone website ドレスシューズ、ビスポークシューズ Preen website デザイナーズ Pringle of Scotland website ニットウェア、デザイナーズ Private White VC website メンズウェア Pure Collection website ウィメンズウェア、カシミア Pure New Woo website シャツ、テーラー Q Quindici website 鞄 Quirkybags website 鞄 R Racing Green website メンズウェア Radley website 鞄 Rainmac website レインコート Rapport London website ウォッチワインダー Rayner and Sturges website シャツメイカー Redwood and Feller website テーラー Reem website デザイナーズ Regent Belt ? ベルト Reid Taylor website ミル Reiss website アパレル Richard Anderson website ニュービスポーク Richard James website ニュービスポーク Richard Nicoll website デザイナーズ Richard W Paine ? テーラー Ride-Away website 馬具 Ringhart website シャツ地、テキスタイル Robinson Pelham website ジュエリー Robert Godley ? タイ Robert Keyte ? 絹地、チーフ Robert Laidlaw Sons website ミル Robert Noble website ツイード Robert Whittaker ? シャツメイカー Roderick Charles website メンズウェア Rodnik website デザイナーズ Rolex website 腕時計(本社はスイスへ移転) Rosen Nathan website テーラー Roubi l Roubi website クチュール、テーラー Russel website ハンガー Russell Hodge website シャツメイカー Rust made in England website アクセサリ S Sackville Jones ? アクセサリ、小物 Sanders ? カジュアルシューズ Satyenkumar website デザイナーズ Savile Row Co website アパレル Scabal website マーチャント(正確にはベルギーのブランド) Scarf Company website スカーフ、マフラー Schnieder Boots website ブーツ(元はドイツのブランド) Schofield Smith website ミル Schwarzschild Ochs website テキスタイル Scott Charters website ニットウェア Scott-Nichol website 靴下 Sean O Flynn website シャツメイカー Sebastian Jules website ガジェットカバー、カフリンクス Sebastian Tarek website ビスポークシューズ Segun Adelaja website シャツメイカー、ニュービスポーク S.E.H Kelly website デザイナーズ Seven website アクセサリ Seymour Shirts ? シャツ Shepherd Woodward website テーラー、制服 Shipton Heneage website ドレスシューズ Sholley website トロリー Silas website アパレル Simon Carter website カフリンクス Simply Leather(Wales) website レザークラフト Simpson(RBJ Simpson) website 鞄、革小物 Sinclair Harding website 置時計 Sir Tom Baker website ニュービスポーク Smart Pack website 鞄 Smith Canova website 鞄 Smith Woollens ? マーチャント Smython website ステーショナリー Snugpak website アウトドアウェア、ミリタリーウェア Soar(Tim Soar) website デザイナーズ Sophia Kokosalaki website デザイナーズ Souster Hicks website テーラー Spence Bryson website チーフ Spencer Hart website ニュービスポーク Spirit of Shetland website ニットウェア Spry(Ivor Spry) website 金具 Staffordshire Enamels website エナメル Standeven website ミル Start Rite website 子供靴 Steed website テーラー Stella McCartney website デザイナーズ Stephen Jones website ミリナリー、帽子 Stephen Walters website 絹地 Stephen Webster website アクセサリ Stephens Brothers website シャツ Steven Hitchcock website テーラー Strella Fabrics website ドレス素材 Stretchline website 紐、伸縮素材 Stretchline UK website 紐、伸縮素材(ビスポーク) Stretchline Textiles website 紐、伸縮素材、ジッパー Strutt Couture website フットウェア Stowers Bespoke website テーラー Stuart Lamprell website ニュービスポーク Sunspel website Tシャツ、アンダーウェア Superfine website ジーンズ Swaine Adeney Brigg website 傘、杖、鞭、鞄、革小物 Sykes(Joanna Sykes) website デザイナーズ T T.M.Lewin website シャツ Tamielle website チーフ Tanner Krolle website 鞄 Tateossian website カフリンクス、アクセサリ Taurus Footwear and Leathers website ブーツ、レザーマーチャント Taylor Lodge website ミル Taylors of Old Bond Street website グルーミング Teesdale Leathers ? レザーマーチャント Terraplana website カジュアルシューズ Terry Dear website レザークラフト Teviotex ? ツイード The Cordwainer website ビスポークシューズ The Duffer of St.George website アパレル The House of Scotland website キルト、ハイランドドレス The Sartorial Executive website シャツメイカー The Scotch House ? ニットウェア、アパレル Thom Sweeney website テーラー Thomas Earnshaw closed 懐中時計、クロノメーター Thomas Lyte website 鞄 Thomas MacQueen ? ミル? Thomas Mahon website テーラー Thomas Maison website シャツ地 Thomas Pink website シャツ Thos Russell Son(Thomas Russell Son) closed 懐中時計 Thresher Glenny website シャツメイカー Thrie Estaits ? ツイード Tim Little website ドレスシューズ、カジュアルシューズ Timothy Everest website ニュービスポーク Tobias Davis website テーラー Todd Duncan website カシミア Todd Lynn website デザイナーズ Tollit Harvey website ノート Tom Brown website テーラー Tom Davies website アイウェア Tony Lutwyche website ニュービスポーク Topman website メンズウェア Topshop website ウィメンズウェア Toye, Kenning Spencer Ltd website アクセサリ、ボタン、バッジ Traditional Weather Wear ? レインコート Tricker s website ビスポークシューズ、ブーツ Trousers London website ジーンズ Truefitt Hill website グルーミング Tula website 鞄 Turnbull Asser website シャツメイカー、シャツ Tusting website 鞄、タンナー U Ulster Weavers website 家具用布地 V Vanners website 絹地 Veritas website 銀製品、アクセサリ Ventile Fabrics website アウトドアファブリック VII Fold(Seaward Stearn) website タイ Vivienne Westwood website デザイナーズ Volpe website テーラー W W.E.Yates website ミル W.M.Sowry ? ミル W H Gidden website 馬具、鞄、革小物 Wain Shiell ? マーチャント Walker Gunn website ドレスシューズ Wallace Sewell website テキスタイル Walton Design website カフリンクス Washington Tremlett website シャツメイカー Watski website アンティークジュエリー Wells website テーラー Welsh and Jefferies website テーラー Whitehouse Cox website ベルト、革小物 Whiteley Green website ミル? Wildman Bugby website レザーマーチャント William Brown ? ミル? William Evans website 銃、ハンティングアイテム William Halstead website ミル William Hunt website ニュービスポーク William Laycock ? ミル? William Lennon website ブーツ William Lockie website ニットウェア William Powell website 銃、ハンティングアイテム William Westmancott website テーラー Wood s of Shropshire website シャツ Woods of Windsor website 香水、バス用品 Woolexpo(W.M. Woollen Export Co. Ltd) closed マーチャント X ― ― ― Y Yard-O-Led website 筆記具 Yarmo website ワークウェア Z Z.Hinchliffe Sons website カシミヤ、ラムズウール、アンゴラ Zak Leathers website バイカーグッズ Zandra Rhodes website デザイナーズ html2 plugin Error このプラグインで利用できない命令または文字列が入っています。
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全国 大挙して日本を脱出 大地震に恐れをなした在日中国人が成田空港に長蛇の列、日本脱出を図る―日本(レコードチャイナ) 13日、東日本を襲った大震災の影響で、成田空港には祖国に逃げ帰るために長蛇の列を作る在日中国人や留学生の姿が多く見られた。写真は13日午前0時10分(現地時間)、日本から無事帰国を果たした広東省のツアー客358人。 2011年3月13日、東日本を襲った大震災の影響で、成田空港には祖国に逃げ帰るために長蛇の列を作る在日中国人や留学生の姿が多く見られた。華字紙・日本新華僑報(電子版)が伝えた。 記事によると、震災後、成田空港には日本脱出を図る在日中国人が長蛇の列を作った。中には中国行きの航空券が手に入らないことが分かると、「どこの国でもよいから売ってくれ。日本から出られればどこでも構わない」と詰め寄る人も。 無事に12日の中国東方航空(MU)522便で成田空港から上海への帰国を果たした中国人は「余震の影響で出発が1時間ほど遅れた」と話した。また、日本国内を観光中だった中国からのツアー団も急きょ帰国の途についたが、いまだに北海道に足止めされたままの観光客も大勢いるという。(翻訳・編集/NN) ※本記事は中国新聞社の提供記事です。 被災地 被災地で売名パフォーマンス 中国の富豪で慈善家の 陳光標氏 が自国の雲南地震をほっぽらかして、私設救援隊「チーム陳」を結成 日本の東北地方の被災地に入り、大活躍中しているところを無理やり報道させている様子 情報元:ニュース速報板より「【売名】 中国の富豪が被災地で大活躍中 (画像有)」 http //alfalfalfa.com/archives/2616824.html 遺体から金品略奪 【中国人被災者要注意!】陸にうちあがったご遺体から平気な顔をして時計や金品をはずして持っていく中国人被災者。女川でも、野蒜でも、志津川でも起きている。 http //www.twitlonger.com/show/9am9o4 新潟市内 中国領事館が呼びかけ被災地の中国人が新潟に避難中⇒東総合スポーツセンターは「避難所の為臨時休館」貼り紙があるが実際は中国人専用+産業振興センタ+新潟市体育館の3箇所。日本人が混じってる可能性も否定できないが会場内では日本語が聞こえない状態。今シナ3000人位。いっぽう避難してきた日本人は自腹ホテル! 詳細はこちら新潟市中国人難民事件
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日本に住む中国人の血液型。 ※台湾系は含めていません。 O型 ジュンジュン O型 リー・トンO型 趙明義 O型 王文傑 O型 魏涼子 O型 alan O型 王汀 O型 森迫永依 O型 日向滉一 O型 孫明明 O型 RuRu O型 シャンドン萌 O型 大竹愛子 O型 (この人はフィリピン人の遺伝子も入っているそうです) 岡田紗佳 O型 岳亭 O型 和紗 O型 A型 張熙寧A型 AKEMI A型 阿部力 A型 梨衣名 A型 張熙寧 A型 劉生琢行(劉衝)A型 鳳蘭 (荘芝蘭)A型 B型 チェン・チューB型 恵鵬B型 リンリンB型 王雪丹B型 はなB型 ローラ・チャンB型 AB型 孫イ AB型 川村李沙 AB型 橋本甜歌 AB型 張沢紫星 AB型 合計 33人中 16人 O型 7人 A型 6人 B型 4人 AB型 ほかのブログ様も参考にさせて頂きました。 やはり赤十字が示している血液型の資料と一緒ですね。 ウソはいくらついてもウソ。例えウソのほうが多く出回っていたとしても、事実はどこにいっても事実である。byトマス(笑)
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ファッション関連ブランドをアルファベット順に列挙 複数の呼称がある場合は管理人の主観で最も一般的な呼称を筆頭としてその他は併記 ブランドのディフュージョンライン等は基本的に記載しない方針(例外もあり) 著名な職人もブランドのひとつとみなす(独立していることが要件) name website note H H.Lesser Sons website マーチャント Hackett website メンズウェア Haggarts ? ツイード Haines Bonner website シャツ Hainsworth website テキスタイル Halcyon Days website 小美術品、エナメル Hamilton Inches website ジュエリー Hancocks website ジュエリー Hand Lock website 刺繍、房飾、装飾 Herbert Johnson website 帽子 Hardy website フィッシンググッズ Hardy Parsons website ベルト Hardy Amies website テーラー、クチュール Harmatan Oakridge Leathers website タンナー Harold Cox Sons website シルバー、置時計、ジュエリー Harris Tweed Textiles website ツイード Harris Wharf London website デザイナーズ Harrisons of Edinburgh website マーチャント Harrods website アパレル、百貨店 Harvie Hudson website シャツ Hawes Curtis website シャツ Hawick Cashmere website ニットウェア、カシミア Hawick Knitwear website ニットウェア Haynes Cann website ブーツ Heathcoat Fabrics website 化繊素材、高機能素材 Heather Stowell website アクセサリ Hemingway website テーラー Henry Bertrand website 絹地 Henry Jermyn website シャツメイカー Henry Maxwell website ビスポークシューズ Henry Herbert website テーラー Henry Poole website テーラー Henry Tomkins Leather website 鞄 Herbert Johnson website 帽子 Herbie Frogg website メンズウェア Heritage Cashmere website カシミア HFW Huddersfield Ltd website マーチャント Hidesign website 鞄 Hield website テキスタイル、メンズウェア Hilditch Key website シャツメイカー、シャツ Hilltop ? コート Hinnigan website ツイード Holiday Brown ? タイ Holland Sherry website マーチャント Homa Locks website 錠前 House of Holland website Tシャツ、デザイナーズ Howard Hardy ? マーチャント Huberross website ミル、シャツ地 Hunt Winterbotham website ミル Hunter Boots website レインブーツ Huntsman(H.Huntsman Sons) website テーラー Hussein Chalayan website デザイナーズ I Ian Flaherty website カフリンクス Ibex(Foden Ibex) website レザーゲートル、ベルト Innes Chambers Co. ? マーチャント Inverallan website ニットウェア Irish Linen Company website チーフ、リネン Issa London website デザイナーズ J J Gane website ドレスシューズ J Hewit Sons website レザーマーチャント、革装丁 J Smith Esquire(Justin Smith website ミリナリー J.J. H.B.1788 Cashmere Mills website カシミア J.W.Anderson website デザイナーズ J.W.Benson closed 懐中時計 J E Sedgwick Co. website タンナー J FJ Baker Co website タンナー J J Minnis website ミル J M Davidson website 鞄、ベルト、革小物 Jabez Cliff website ベルト Jaeger website アパレル、デザイナーズ James James website テーラー James Charlotte ? ニット James Hare website 絹地 James Levett ? テーラー James Lock(Lock Hatters) website 帽子 James Long website デザイナーズ James Meade website アパレル James Smith Sons website 傘 James Taylor Son website ビスポークシューズ Jamieson s of Shetland website ニットウェア Jardine Leathergoods website レザーマーチャント、革装丁 Jas M.B. website 鞄 Jason Amesbury closed? ビスポークシューズ Jasper Littman website テーラー Jean Pierre Braganza website デザイナーズ Jeff Banks website アパレル Jeffery West website カジュアルシューズ Jimmy Choo website フットウェア、小物 Jimmy Hourihan website ケープ John Brian ? シャツメイカー John Cooper Son website マーチャント John Comfort ? タイ John Cavendish website ミル John England Textiles website 麻地 John Foster website ミル John G. 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恥知らずの破壊者たち ◆gYicWyTl/M 銃声と煙が道標になった。湖の岸辺で長いこと佇んでいたミュウツーは、我に返ると南の空を見やり、耳をすませた。 そう遠くない位置から轟音が響いていた。弾丸が飛び交う音、男たちの叫び声。そこでは戦いが起きている。 だがすぐにでも動けばいいはずだというのに、彼は動かなかった。 視線を再度下におろし、そこにあるモノを見つめる。足元に転がる少女の遺体を、彼は長いこと見つめていた。 金縛りにあったように動けなかった。死にゆく母を見送るように動かなかった。 物言わぬ少女が堪らなく不憫だった。青白い顔で眠り続ける彼女が哀れだった。 それを殺したのは他ならぬ、自分だというのに。 ミュウツーはそっと目を伏せた。結局彼は少女を埋葬せずにそこを去る。追悼も、謝罪の言葉もそこには残されなかった。 湖に溶けていくような沈黙がそこにはあり、後には少女の固く冷たい身体が転がっていた。 少女の死体は死んだように静かで、黙ってそこに横たわる。その瞳は湖の上を揺らすさざ波も、もはや写していなかった。 ★ 身体がどうしようもなく重い。心なしかいつもより超能力の効力が薄い気もする。 ミュウツーは南へ飛んだ。自慢の能力を行使し、空を飛び、戦地へ赴く。 時間が恐ろしくゆったりと流れていた。ものを考えるのに必要以上の時間がかかる。 脳裏に浮かんだのは少女の最期。手にこびり付くのは骨の感触。 眩暈がしそうだ。考えまいと思えば思うほど、今自分がやった行為が鮮明に蘇った。 そしてそれはひどく彼を参らせた。時折彼を足止めするほどに、何度も彼を振り返らせるほどに。 結局、戦いの場所に辿りついたのは、全てが終わった後だった。 狙撃されないよう離れた位置からゆっくり接近していくと、硝煙と焦げた肉の臭いが鼻をつく。 辺り一面に飛んだ血が大地を奇妙な具合に染めていた。とても静かだった。 静かで、何もかもが止まっていて、無表情で……終わりを想わせる沈黙がそこにはあった。 「よォ、アンタか」 乾いた声がミュウツーを迎える。振り向くことなく、背中越しにミュウツーに声をかける男がいた。 その声や後姿には見覚えがあった。数時間前、共に戦うことを誓った同盟者の一人。 リヴィオ・ザ・ダブルファングだ。二丁拳銃使いの凄腕ガンマン。ミュウツーすら惑わす、突出した再生力と破壊力を持つ男。 そう、間違いなくリヴィオ・ザ・ダブルファングであるはずだ。そうであるはずだというのに、ミュウツーにはそれが信じられなかった。 間違いなく同じ姿、同じ声の同一人物。それが信じられぬほどに彼の図体はどことなくすぼんでいて、丸まって、淋しそうに見えた。 まるで行き場をなくした、孤児のようだった。リヴィオはミュウツーに声をかけたっきり、しばらくの間無言のままだった。 点火音が響き、かさついたものが焦げる臭いが続いて流れた。 男はタバコをくわえると大きく煙を吸った。細い煙が立ち上る。男のくすんだ眼がそれを追う。 二人が戦うには互いに些か疲れ過ぎていた。微かな緊張を含んだ沈黙がしばらく続いたが、共に獲物には手をかけない。 リヴィオは暗く繁った森を眺め、ミュウツーは男を眺めている。 そうしてしばらくしたのち、リヴィオは胸のポケットから煙草の箱を取り出し、二、三度縦に振ってから相手のほうへ向けた。 「吸うか?」 ミュウツーは黙って首を振った。 ひとしきりの沈黙の後、喉を鳴らす笑い声。 それもそうだよな。化け物がタバコだなんてそりゃないよな。そう男は言い、しばらくの間笑い続けた。 無理に笑っているような、中途半端な筋肉の引きつりが彼の顔には浮かんでいた。しかしそれも一瞬のことで、煙のようにふと消えてしまった。 また深い沈黙がある。辺りは恐ろしく静かだ。 「襲わないのか?」 『……同盟者だからな』 「同盟か……とっても素敵な言葉だ」 リヴィオは最後にそうつけ加え、また笑った。 無表情でいるミュウツーと、無理してでも笑うリヴィオ。 一体どっちがより傷ついているのだろう。どちらがより悩んでいるのだろう、迷っているのだろう。 ミュウツーは気づく。自分は眼の前の男に同情しているのだと。からっぽに見える男に自分は自らの影を重ねているのだと。 「なんでアンタ殺し合いなんかに乗ってるんだ?」 『……父のためだ』 「父?」 三度目の質問。ミュウツーはその問いかけに正直に答えた。ほとんど反射的といってもよかった。 どこか気の抜けた様子で、リヴィオは空を見上げる。指の間に挟んだ煙草は見る見る間に短くなっていた。 肌を焦がすほど短くなったころになって、ようやく男はそれに気づき、火をもみ消す。 父親、ともう一度確認するように彼は問いかけてきた。ミュウツーはそうだ、とだけ短く返した。その断固とした言い方に、リヴィオもそうか、とだけ返した。 ミュウツーが問いかける。今度は彼が質問する番だった。 『そういうお前は……』 「……なんでだろうか」 一寸の空白。リヴィオは答える。 「殺したいから殺した。殺ししか知らなくて、沢山、沢山殺した」 『……コイツもお前が殺したのか』 「……ああ、そうだ」 ボロ雑巾のように捨て置かれた黒服の男、それを顎で指しながら問うとリヴィオは答えを返した。 リヴィオが言いたいのはなにも“ここ”に来てからのことではないのだろう。それは口調からでもわかることだった。 生まれついてか、環境がか。或いは教育が彼をそうしてしまったのかは定かでない。 だが彼は殺したのだろう。機械のように殺したのだろう。感情を持たない殺人鬼のように、殺して、殺して、殺しつくしたのだろう。 黒服の男も感情一つ動かさず、殺したのだろう。或いは嬉々として殺したのかもしれない。歓喜の金切り声をあげて始末したのかもしれない。 だがそれも終わってしまえばそれまでだ。男にとってはそれだけのことだ。 ―――だが本当にそうなのだろうか。 『満足したのか』 「……全然」 リヴィオは指にはさんだライターを長い間回し続けていた。 タバコの箱を手にとって中から一本取り出したがなかなか火をつけなかった。じっと指の間に挟んでいるだけだった。 彼の顔に浮かんだ表情は実に中途半端で、笑えばいいのか、泣けばいいのか、どちらも同時に浮かべようとしているかのように歪んでいた。 リヴィオが言った。ゆっくりと、一言一言考えながら、彼は口を開く。 「殺しても殺しても満たされなかった。この人を殺したら満たされると思った。 仇打ちをすれば、すぅ……っと気分が満たされると、そう思っていた。 この人だけは、この人だけは俺が殺してやるんだ。俺が殺さなきゃだめだ。 そうやって初めて思えた相手だったんだ。 だけど駄目だ。駄目だったんだ。そう思っていたのに、殺したら、後には……」 次第に声は小さくなり、続きはもはや聞こえない。 沈黙が二人の間を漂った。それは今までのどんな沈黙より深く、暗い、底無しの沈黙だった。 その結果が今のこの空虚さか。その果てがこのありさまか。 リヴィオ・ザ・ダブルファング。力を宿さない瞳と縮んだ背中、萎びれた煙草の臭い。 破壊の果てがこの様か。だとするならば、あまりに惨めではなかろうか。なんて不憫なことではないだろうか。 リヴィオには何も残っていないではないか。振り返る過去すらない。彼を夢見させ、支えるような思い出すらない。 もう彼にはなにもないのだ。空っぽの身体にちっぽけな矜持と、申し訳程度の殺意だけだ。 これがリヴィオだ。これがあの、リヴィオ・ザ・ダブルファングだ。 ――だがお前には殺意がある。 ミュウツーは何も言えなかった。零れ落ちかけたその言葉をとどめるのに必死だった。 彼がうらやましかった。それでも突き動かすように残るその殺意が! その執着心が! ほとんど擦り切れかけているとはわかっている。使い古しの消耗品だ。だがそれでも殺意は殺意だった。 真っ黒で、どす黒くて、だが決して振り返らないし、振り返れない覚悟。 なんと甘美な響きだろう。それをひとえに持ち得たらどれほど素敵な事だろう。 戦うための理由はある。それだけを考えてここまで来たのだ。これまで殺して、走り回って、駆け抜けてきたのだ。 今さら後悔だとか、やりなおしたいだとか、そんなことはできやしない。 だが駄目なのだ。できなかった。ミュウツーの奥底にあるカツラの存在が、レッドの笑顔が、アルルゥの声が、自分の感情がッ! ほんのちょびっとでいいのだ。殺意が欲しい。誰かに立ち向かうだけの、誰かを殺したいと思えるほどの、殺意が! 皮肉だな、そう思ってミュウツーは小さく口角を釣り上げた。 それは笑顔と呼べるものに近かった。悲しくて、醜くて、けれどもそれはどうしようもないほどに、笑顔だった。 リヴィオにはないものをミュウツーが、ミュウツーにはないものをリヴィオが。 殺意はあるのに目的はない。目的はあるのに殺意はない。 全てがちぐはぐだったのだ。悲しくて叫び出したくなるほどに擦れ違っていた、間違っていた。 修復不可能なほどに。もう後戻りはできないほどに。二人の気持ちは壊れきっていた。 一体どうしてこうなったんだろう。二人はただ守りたいものを守りたいと願っただけなのに。 風がどこからともなく音を運ぶと、幾つもの音が一つに入り混じって、淡い闇の中にぼんやりと滲んでいた。 単調な呼吸音は森の静けさに呑まれ消えていく。二人は長いこと口を開かなかった。 リヴィオもミュウツーも、口を閉ざした死体のように、長い間じっと動かなかった。 ★ 『救いを求めているんだ』 「……救い?」 唐突にそんな声が聞こえた。 問いかけるも、答えは返ってこなかった。代わりにリヴィオは伏せていた顔をあげ、改めて目の前の怪物の顔を見やる。 その奇妙に平坦な視線からは何も読み取ることができなかった。まるで何も考えていないかのようだった。 でも違うとはわかっていた。この目の前の“何か”は、今、リヴィオに『何か』を伝えようとしている。 『俺もお前も、戦うにふさわしいだけの理由を、殺すのに納得のいくだけの救いを……心のどこかで欲している』 ―――救い その三文字の言葉を口の中で繰り返す。救い。 それはリヴィオにとってこの上なく空虚に思えた。馬鹿馬鹿しい戯言だ。腹を抱えて、蹴飛ばしたくなるほどに無意味な言葉に思えた。 だがそうすることはしなかった。身体にその言葉が染みいっていくと共に、彼の脳裏には一人の男が浮かんでいった。 リヴィオは生き残りの中で唯一の知り合いといっていい男の顔を思い出す。 脇に寝そべる牧師の相棒だ。ニコラス・D・ウルフウッドの盟友、ヴァッシュ・ザ・スタンビート。全てを変えていった男のことだ。 ウルフウッドを変え、殺戮の砂漠の世界を変え、そしてこの殺し合いの中ですら、きっと彼は変えようともがき苦しんでいるのだろう。 その赤い外套の男を想い浮かべた時、リヴィオの心に走ったのは卑怯だ、という思いだった。 誰もが何かを諦め、何かを捨てなければいけないというのに、ヴァッシュだけは何一つ捨てていない。諦めていない。 何故彼だけそんな事が許されるのだ。自分だって必死で走ってきた。やってきた。全部を全部、成し遂げようと、ここまで泳いできた。 なのに、なんで。 どうして彼だけは。なんでウルフウッドは。どうしてあの、ヴァッシュ・ザ・スタンビートは。 いつの間にか手に持つ煙草の箱が潰れていた。無意識のうちに握りしめていたらしい。 リヴィオはそれを放り捨てた。唐突に湧きあがった感情が、彼の中で渦巻いていた。 燻り、消えかけた殺意がじりじりと勢いを増していた。 リヴィオは全てをなくしたと思っていた。彼にとって振り返れば、破壊し残したものは何一つないと思っていた。 だがまだあったのだ。 ニコラス・D・ウルフウッドが遺したもの。彼に受け継がれた宿り主。 ヴァッシュだ、と男は無意識のうちに零す。ヤツがまだいる。ヤツがまだ殺し損ねている……、破壊し損ねている……ッ! そこで顔をあげれば視線がかちあった。化け物と見つめあう。彼の視線は一瞬だけぶれた。 動揺からしばらくの間揺れ動くも、やがて悟ったようにその目は落ち着いた。 彼の中に殺意はなかった。リヴィオの様な、自らも焼き尽くすような強烈な想い。その代りに浮かんだのは海の底のような深い覚悟の色。 化け物もまた、戦う理由を見つけた。戦う覚悟が決まった。 救いを欲している。それはミュウツーも同じだ。救われたいのだ、彼だって。 破壊の遺伝子で生まれた生物だ。誰よりも物を上手く壊せるのは彼だ。破壊しか知らず、それだけのために生まれたのだ。 そう、破壊だけで、それだけでよかったはずだ。それだけしかしらなかったはずだ。 けどミュウツーは知ってしまったのだ、それ以外のものを。カツラが教え、レッドが与え、たくさんの人たちがいて……。 それは心苦しめる葛藤だ。人間にも成っていいのか、人間と同じように、心を持っていいのだろうか。 揺れ動く葛藤は決して何物にも属せない、そのくせどちらにも傾けない屈折した自分自身だった。 だが今、それが変わった。 なぜならミュウツーの前にいるのはリヴィオ・ザ・ダブルファング。 男がいる。破壊の化身となった、人間がいる。 それは彼に覚悟を与える姿だった。化け物と呼ばれ続けた自分だ。ポケモンにも成り切れず、人間にも成り切れず、半端ものだった自分。 それを認めてくれた人がいた。ミュウツーにとって“彼ら”は大切な人だった。守りたかった、そして守りたいものだった。 何が人間、何が化け物! リヴィオを見ろ、彼の殺意を見ろ! よっぽど彼のほうが化け物ではなかろうか! 彼を見て人間だと呼べるものがいるのだろうか! 殺しながら苦しむのは、それが苦しむ行為だと知っているからだ。自分の中でそれを悲しむ心があるからだ。 どうしようもなく自分の一部は人間で、けれども自分は同時にポケモンだ、化け物なのだ。 それがわかったならば、覚悟は決まる。心を捨てずに、心を鬼にすればいい。 カツラは泣くだろう。レッドは怒るだろう。イエローは、アルルゥは……。考えだしたらきりはない。 けれども人でありながら化け物であり続けれるならば……ミュウツーはそうありたい。 心が化け物で入れ物が人間がいる。ならば自分はその逆であってもいいはずだ。 容れ物は化け物でも、心は人間だ。人間だから苦しむのだッ! 他ならぬ、人でありたいと願ったからこそ悩むのだッ! そしてその姿こそが! 彼らが愛した“ミュウツー”なのだ! 彼らが認めた“自分自身”なのだッ! 先に立ち去ったのはミュウツーだった。 背中を向けたままの男に、一度だけ視線を向けると、音もなくその場に浮き上がる。 声をかけるべきは最後まで迷った。とても長い時間、迷っていた。 しかし最期までかけるべき言葉は見当たらず、彼はそこを後にする。 不思議と背中を撃たれる気はしなかった。何故だかわからないがそうだと言える、奇妙な確信があった。 心の中で彼に別れを告げる。できることならば彼を殺すのは自分でないことを願った。 最後にこの舞台に立つ者が自分と彼だけになるようなことは……どうしてだか、それだけは嫌だった。 白い化け物が空を飛ぶ。月は薄い影を大地にふらし、やがて森の暗さにその影は紛れ……そしてミュウツーは見えなくなった。 後に残されたのは人間でありながら化け物になった破壊者一人。胸に込み上げる衝動をこらえつつ、彼はポケットに一本だけ残った煙草を味わっていた。 時刻はほとんど12時といってよい時間だった。頭上に上った孤独な月が、まるで街はずれのわびれた街灯のように、辺りを薄暗く照らしている。 月の光はひどくくすんでいて、それにかざした手がいやに黒ずんで汚れているな、とリヴィオは思った。 それは自分の手に見えなかった。誰か知らない人の手を眺めているような違和感があった。 その手はどう見てもこの先誰かを幸せにできるような手には見えなかった。誰かを救うことができる手にも見えなかった。 孤独が彼の胸を締め付ける。男はグッと唇を噛みしめた。 覚悟は決まったのだ。もう迷わない。もう立ち止まらない。 誰も救えなくたっていい。もう自分には救うべき人はいないのだから。 誰を幸せにできなくたっていい。幸せはとうの昔に使い切ってしまった。 幸せはあの懐かしくもタフな日々で充分だ。未来に、自分の幸せはない。 鼓膜には銃声による痛みが微かに残っていた。ウルフウッドを貫いた時の銃声だ。 ミュウツーが立ち去った後には海の底のような沈黙しか残っていない。その寒々としたまでの静寂は尚更、あの一撃の音を、重さを、リヴィオに突きつけた。 容赦なく、そして慈悲もなく。リヴィオはそれを受け止めた。自分の中で、ウルフウッドは二度死んだ。そしてもう蘇らない。 吸い込む空気はどことなくざらざらしている。久方ぶりにすったタバコがまだ体内に残っているのがわかった。 リヴィオは立ち上がりかけた身体を下ろし、その場に座り込んだ。倒れ込む牧師の脇に座り、そしてそっと目を瞑った。 暗闇の中に見えるのは彼が愛した日々、彼が愛した人たち。 それが急速に色褪せていく中、男は黙ってそれを見つめていた。それが擦り切れて見えなくなるまで、ずっと。 リヴィオ・ザ・ダブルファング。彼は大きく煙を吐くと、靴の裏でタバコの火を消した。 立ち上った煙が一瞬だけ月の光を反射させ、それは見事に輝いた。 すぐに霞んで消え去った煙を、男はそれでも長いこと見つめていた。 見つめ続けていた。 【H-3/1日目 真夜中】 【リヴィオ・ザ・ダブルファング@トライガン・マキシマム】 【状態】:ラズロ帰還、両手両足にダメージ、筋肉断裂、全身にダメージ(大)、背中のロボットアーム故障 【装備】:パ二ッシャー@トライガン・マキシマム(弾丸数35% ロケットランチャーの弾丸数1/2) ラズロのパ二ッシャー(弾丸数35% ロケットランチャーの弾丸数0/2)@トライガン・マキシマム 【道具】:支給品一式×9(食料一食、水1/2消費)、スチェッキン・フル・オートマチック・ピストル(残弾20発)@BLACK LAGOON、 M94FAカスタム・ソードカトラス×2@BLACK LAGOON、.45口径弾×19、.45口径エンジェルアーム弾頭弾×2@トライガン・マキシマム ココ・ジャンボ@ジョジョの奇妙な冒険、.45口径弾24発装填済みマガジン×2、.45口径弾×24(未装填) 天候棒(クリマ・タクト)@ワンピース、ミリィのスタンガン(残弾7発)@トライガン・マキシマム 三代目鬼徹@ワンピース、コルト・ローマン(6/6)@トライガン・マキシマム 投擲剣・黒鍵×4@Fate/zero、レッドのMTB@ポケットモンスターSPECIAL、コルト・ローマンの予備弾35、グロック26(弾、0/10発)@現実世界、 謎の錠剤入りの瓶@BLACK LAGOON(残量 50%)、パ二ッシャーの予備弾丸 1回分、キュプリオトの剣@Fate/Zero 詩音の首輪、包帯、デザートイーグル50AE(0/8) 【思考・状況】 1:覚悟は決まった。参加者の排除。特にヴァッシュ・ザ・スタンビート。 【備考】 ※原作10巻第3話「急転」終了後からの参戦です。 ※ウルフウッドの死体はそのままです 【ミュウツー@ポケットモンスターSPECIAL】 [状態]:疲労(小) [装備]:機殻剣『V-Sw(ヴィズィ)』@終わりのクロニクル [道具]:基本支給品×3<アルルゥ、仗助、ミュウツー>、どこでもドア@ドラえもん(残り1回)、 第一の湖の鍵(E-)第二の湖の鍵(-5) 不明支給品(0~1)<仗助>、ひらりマント@ドラえもん トウカの刀@うたわれるもの、サカキのスピアー@ポケットモンスターSPECIAL [思考・行動] 1:覚悟は決まった。生き残り、カツラを救う。 2:E-5に行く。 【備考】 ※3章で細胞の呪縛から解放され、カツラの元を離れた後です。 念の会話能力を持ちますが、信用した相手やかなり敵意が深い相手にしか使いません。 ※念による探知能力や、バリアボールを周りに張り浮遊する能力は使えません。 ※ギラーミンに課せられたノルマは以下のとおり 『24時間経過するまでに、参加者が32人以下でない場合、カツラを殺す。 48時間経過するまでに、ミュウツーが優勝できなかった場合も同様。』 ※カツラが本当にギラーミンに拉致されているかは分かりません。偽者の可能性もあります。 ※V-Swは本来出雲覚にしか扱えない仕様ですが、なんらかの処置により誰にでも使用可能になっています。 使用できる形態は、第1形態と第2形態のみ。第2形態に変形した場合、変形できている時間には制限があり(具体的な時間は不明)、制限時間を過ぎると第1形態に戻り、 理由に関わらず第1形態へ戻った場合、その後4時間の間変形させる事はできません。 第3形態、第4形態への変形は制限によりできません。 ※概念空間の存在を知りました。 時系列順で読む Back Wの再会/天使達には羽根がある Next Sの選択/仲間はきっとそこに居る 投下順で読む Back Wの再会/天使達には羽根がある Next Sの選択/仲間はきっとそこに居る Back Next キミガタメ(I save you from anything) ミュウツー オレはここに在り あの忘れえぬ日々に(後編) リヴィオ・ザ・ダブルファング [[]]